太りやすい・疲れやすい・肌荒れしやすいは低体温のせいかも⁈

最近、日本人の平均体温が下がっており低体温の人が増えています。年末年始で生活リズムが崩れ特に食生活が乱れると低体温になりやすくなります。低体温になるとどんな影響があるのか、改善するためにはどうすればいいのかご紹介しますので参考になさって下さい。

低体温とは?

健康な人の基礎体温は36.5度と言われていますが、35度台や34度台の低体温の方が増えてきています。約50年前の日本人の平均体温は36.8度あったとされています。体温が1度以上も下がると体内で様々な影響が出ます。

低体温になると?

  • リンパ球の数が減り免疫力が落ちて風邪などの病気・感染症や花粉症などのアレルギーになりやすい
  • 消化管の働きが鈍り食欲が落ちる
  • 酵素の働きが低下して代謝が落ちてしまうため太りやく疲れやすい
  • 血行が悪く肌ツヤがなくなり肩こりや頭痛に悩まされる
  • ホルモンバランスが崩れ生理不順など子宮や卵巣の病気にかかりやすい
  • 35度はガン細胞が活性化するためガンになりやすい

低体温の原因

冷暖房の効いた環境

夏場はどこも冷房が効いているので知らず知らずのうちに体を冷やしてしまったり、空調設備が整った快適な空間にいると体温を調整するための発汗中枢の働きが鈍くなってしまいます。

栄養バランスが悪い食生活

現代人の食生活は糖質と脂質は取り過ぎで、体内でエネルギーを作り出すために必要なビタミン・ミネラルが不足しがちです。タンパク質も足りていないことが多く熱を作り出す筋肉量が減ってしまいます。

冷たい物・甘い物・カフェイン・アルコールの摂り過ぎ

氷が入った飲み物はもちろん、砂糖やカフェインは体を冷やす作用があります。アルコールは体が温まりそうですが一時だけで体温を下げる効果があります。

運動不足

車での移動や電化製品の普及、職場ではデスクワークが増えたことで昔より体を動かすことが減っています。運動不足によって筋力の低下や筋肉がかたくなると身体の中で熱が産生しづらくなります。

シャワーのみの入浴

湯舟に浸かるのが体の中から温めるとわかっていても、一人暮らしや疲れて帰ってきた時はお風呂にお湯を溜めるのが億劫でシャワーだけですませてしまう方が多くなっています。

ストレス

過度なストレスは血管を収縮させて血流が滞ります。また自律神経のバランスが乱れて体温調整に影響します。

体温を上げるには?

食生活を改善する

体内で食べたものをエネルギーや熱に変えるにはビタミン・ミネラルが必要不可欠です。野菜・果物・魚介・ナッツ類などを意識して取りましょう

熱を作り出す筋肉と血液をつくる上でタンパク質は欠かせません。肉・魚・卵・乳製品・大豆に多く含まれています。

 

体を温めるものを摂りましょう。飲み物では白湯や紅茶、食べ物では冬の旬野菜や生姜がオススメです。

運動する

1日30分以上の運動を週2~3回以上行うのが良いとされています。ウォーキングなど無理せず続けれることからはじめましょう。

湯舟につかる

体温を上げるためには入浴は重要です。シャワーだけですませずに、ぬるめのお湯に最低でも10分できれば20分以上つかりましょう。

お風呂

鍼灸でポカポカになろう!

血の巡りをよくするツボを刺激してみましょう

三陰交

三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上のところ

 

太衝(たいしょう):親指と人差し指の間をなで上げて指が止まったところ

やり方:痛気持ちいいぐらいでツボを押してみたり、できればお灸をすると更に効果的です。

漢方薬で体質改善するのもオススメです。冷えがひどい方は症状を相談してみましょう。

体温を上げるだけで痩せやすく肌もツヤツヤで健康的になれます。毎日の生活に冷やさない工夫と温める習慣を取り入れて低体温を解消していきましょう!