自律神経とは、自分が意識しなくてもその時々において最適な状態(身体)を作り出す役割を担っています。
例えば「夏の暑い日に汗をかいて体温を下げる」、というのも自律神経の働きです。
自律神経には2つの神経があり、交感神経と副交感神経という名前の神経です。
2つの自律神経がバランスを取りながら、自分で意識せずとも身体のコントロールをやっているのです。
鍼が得意とする症状は肩こり など
鍼は主に痛みや疲労回復(全身調整)を得意としています。
- 痛み
- 首・肩こり
- 足の冷え
- めまい
- 吐き気 など
湿布を貼る方もいらっしゃると思いますが、毎日毎日貼っていてはお肌にも負担になり、かぶれてしまう方もいらっしゃいます。
鍼をすると鎮痛作用にも効果的です。
自律神経を整える、鍼の効果とは
上記の症状が何故鍼で効果があるのかというと、鍼は自律神経の中でも交感神経という活動時に主に働く神経の過緊張(頑張り過ぎている状態)を抑制します。
交感神経の過緊張時で一番イメージをしやすいのは「ストレスを感じている時」だと思います。
ストレスを感じている時は血管がより収縮し、血管が絞られた状態(ホースをぎゅっと握っている状態)に陥ってしまうため血行が悪くなり、首や肩こり、頭痛などを引き起こすことがあります。
そんな交感神経の過緊張は鍼で整えることが出来ます!
鍼の後は全身の血行が良くなり、だんだんと痛みから回復していきます。
痛みから回復していくと、不思議とストレスも軽減されていくのです。
お灸が得意とする症状はアレルギー など
主に炎症性・アレルギー疾患によるものを得意としています。
- ぜんそく
- アトピー性皮膚炎
- 過敏性腸症候群
- 花粉症
- アレルギー性鼻炎
- じんましん など
例えば、花粉症だけれど薬は眠たくなるから飲みたくない、なんていう方はお灸でのケアがお勧めです。
自律神経を整える、お灸の効果とは
例えば発表会の前で緊張している時は、くしゃみは出にくくありませんか?
花粉症の時はそういった緊張しているはずの場合でもくしゃみが出てしまいます。
これが「副交感神経の過緊張」の状態です。
温めることによってリラックス効果が生まれやすいお灸ですが、自律神経の中でも主に休息時に働く副交感神経の過緊張(落ち着きすぎてている状態)を抑制します。
副交感神経を整えることで、アレルギー症状などが治まってくるようになります。
鍼灸とマッサージとの違いは?
鍼灸はツボを使い、自律神経を整えていきます。
マッサージでもツボを使うことはありますが、マッサージは「気持ち良さ」が目標となります。
鍼灸でも気持ち良いと感じる方ももちろんいらっしゃいますが、皮膚や筋肉に鍼を刺したりお灸をしたりと刺激を加える以上、どうしても「痛みのセンサー」が働く可能性があります。
マッサージでも強すぎると「痛みのセンサー」が発動することがありますが、鍼灸に比べると調整しやすいのです。
痛いのが嫌だ・怖い、といった方には鍼灸よりもマッサージの方が効果が得られることもあります。
鍼灸は気温変化の激しい季節の変わり目にはお勧め
日中と朝晩の気温の変化が大きくなる季節の変わり目は、急激な変化に対応が追い付かず、自律神経の働きが鈍くなりがちです。
そんなときに鍼灸を受けると自律神経が整いやすくなります!
お顔にもツボがたくさんあり、お顔のコースだけでもスッキリされる方もとっても多いですので、是非今の季節に美容鍼灸を受けに来てみてください!