寝てもとれない疲れは副腎疲労を疑ってみる

暑いとダルさを感じやすくつい疲れを放置しがちですが、「いくら寝ても疲れがとれない」「やる気が起きない」「スタミナがすぐ切れる」などの症状に悩まされている場合は副腎疲労を疑った方がいいかもしれません。副腎疲労がどのような症状で出るのか、原因と対処法など調べてみたので参考になさって下さい。

副腎とは?

副腎は2つある腎臓のそれぞれの上にあるアーモンド大の臓器です。ストレスに対抗したり、炎症を抑えたり、血圧・血糖・水分・塩分量など体内環境のバランスを一定に保つためのホルモンを作っています

副腎疲労がおこる原因

副腎という臓器を酷使して疲労させてしまう主な原因は【精神的ストレス】【肉体的ストレス】【環境的ストレス】です。
精神的ストレス…仕事、対人関係、家庭、金銭、トラウマなど
肉体的ストレス…過労、睡眠不足、感染症、アレルギーなど
環境的ストレス…栄養不足・薬の常習・毒素(カビ・重金属・添加物など)

副腎疲労の症状は子供から高齢者まで幅広く、働き盛りの30代~40代が最も多いというデータが出ています。疲れがたまっているだけと放置して悪化させ心身の病気に発展させてしまいがちです。特に日本人の真面目さや我慢する気質は副腎疲労になりやすいと言われています。

副腎お疲れ度チェック

副腎を疲労させているかチェックしてみましょう。

① 朝起きるのがつらい
② 寝ても疲れがとれない
③ 甘い物、塩辛い物が食べたくなる
④ コーヒーなどのカフェインがないと目が覚めない
⑤ 便秘か下痢でお腹の調子は良くない。
⑥ 風邪をひきやすくなった
⑦ アレルギーが悪化している
⑧ 気力・体力・集中力が低下した
⑨ イライラして怒りっぽい
⑩ 気分が落ち込みやすく鬱っぽい
⑪ 日中ボーっとするが夜は元気になる
⑫ 記憶力が低下した
⑬ 性欲がなくなった
⑭ PMS、更年期の症状がひどくなった

3~4つ以上該当すると副腎疲労度が高いと言えます。

副腎を疲れさせないためには

一番効果的なのはストレスフリーの生活を送ることです。心身共にリラックスできる環境をつくり、ストレスを感じたら休息し、アロマを焚く、好きな音楽を聴くなど解消法を見つけましょう。

食事

  • 腸粘膜の炎症を起こすグルテン(小麦)とカゼイン(牛乳)を避ける
  • 副腎の負担になる添加物・白砂糖を避ける
  • 血糖値が上がりやすい白米・うどんを玄米や雑穀米・そばなどに変える
  • 副腎を刺激するカフェイン・アルコールを控える
  • 副腎のケアのためにタンパク質と良質な脂質をしっかりとる
  • ビタミンB群、ビタミンc、カルシウム、マグネシウム、亜鉛の栄養素を意識してとる

生活習慣

  • 成長ホルモンやメラトニンを分泌するために夜10時、遅くて12時までに就寝する
  • 昼寝を積極的にする
  • 散歩やヨガなどの軽い運動でストレスを解消する
  • 入浴する(エプソムソルトで毒素排出と神経鎮静効果が高まる)

まとめ

副腎疲労で出る症状はよくある症状なので病院ではなかなか診断してもらえません。自分の体の声を聴いてこまめにリフレッシュしたり休息をとるなどしてケアしていきましょう。

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