お顔のたるみやシミ、しわの様々な原因
「昔はこうじゃなかった」
「若い時はこんな風に悩むことがなかった」
そう一度は思ったことがありませんか?
何故たるみやシミ、しわができてしまうのでしょうか。
皮膚の老化(加齢によるもの)
お顔のたるみやシミ、しわが出来る原因は様々です。
ただ、人は年齢を重ねていきます。
と共にどうしても身体に変化が起こります。
それが分かりやすく体感できるもののひとつとしてお肌が挙げられるます。
真皮層にある「コラーゲン」や「エラスチン(弾力繊維)」が加齢によって減少する
真皮層にある「コラーゲン」や「エラスチン(弾力繊維)」が加齢によって減少することで、お肌のハリや弾力が失われてしまい、たるみやしわに繋がっていきます。
加齢とともにお肌の水分が減少
加齢とともにお肌の水分量も減少してしまいます。
お肌の水分が失われるとハリの元となるコラーゲンが痛み、弾力が無くなりたるみに繋がります。
女性ホルモンは加齢によって分泌量が減少
女性ホルモンの分泌は20代後半〜30代前半頃をピークに、緩やかに減っていきます。
女性ホルモンの分泌量が減ると、体内でコラーゲンが作られにくくなり、紫外線や外部からのダメージを受けやすい皮膚になってしまいます。
紫外線による影響
以前紫外線による影響でシミやそばかすが出来るというお話はさせて頂きましたが、紫外線はお顔のたるみやしわの原因にもなります。
紫外線は表皮の細胞を破壊してしまうため、肌の弾力が失われます。
弾力を失ったお肌はしわやたるみを作りどんどん老化させてしまいます。
筋力の低下
たるんだお顔をそのままにしておくと、表情筋が衰える原因となります。
細かい筋肉が30以上もあるお顔の表情筋が硬くなってしまうと、血行不良や老廃物の蓄積が生じ、ますますたるみの改善が難しくなります。
たるみが強くなれば、しわにも繋がりやすくなります。
またむくみやくすみなどといったのお悩みが出てくることもあります。
喫煙による影響
たばこを吸うと血管の細胞を傷つけ、毛細血管を収縮させてしまいます。
その結果、血流が悪くなりお肌に充分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。
また喫煙が習慣化すると、たばこに含まれている有害物質により急激な老け顔になってしまうこともあるそうです。
今日のオススメ美容ツボ!
そこで!年齢関係なく出来る「ツボ押し」をお勧め致します。
「何もやらない」よりは絶対に「やった方が良い」と私はいつも思っています!
今からでも始めてみませんか?
目の疲れを取り除き、クマなどのくすみを明るくさせる:晴明(せいめい)
場所:目頭のすぐ近くのくぼみ部分
顔の血流を改善させて、顔色をいきいきとさせる:人中(じんちゅう)
場所:顔の中心で鼻下のくぼみ
筋肉を緩めて伸ばし、経絡の流れを整える:地倉(ちそう)
場所:口角のすぐ近くの部分
何故ツボを押すだけで効果があるの?
ツボの通り道である「経絡(けいらく)」の根っこ
以前にも少しお話させて頂いていますが(隙間時間で簡単美容法)、今日はもう少し細かくお話させて頂きます。
経絡は人体の臓腑、組織、器官などを互いに連絡する通路
経絡は経脈と絡脈に分けられます。
人体のいたるところに張り巡らせれており、臓腑と体表、五官(目、舌、口、鼻、耳)、五体(筋、脈、肌肉、皮毛、骨)などと結びつけ、全体を統一しています。
経脈は人体の最も主要な通路であり、身体を上下に流れる縦の通路で、十二経脈と奇経八脈に分けられます。
鍼灸治療で使われるツボはこの十二経脈と奇経八脈(の中でも督脈と任脈)上にあるものが多く使われています。
一方、絡脈は経脈より別れ出て、表裏の経脈を繋いでいる
絡脈からは孫絡と浮絡が出て、末端や皮毛など全身の各部を網目のように網羅しています。
その他に、十二経別、十二経筋、十二皮部などがあります。
経絡の動き
経絡には様々な役割があります。
①生理面
- 臓腑を互いに結び、臓腑と五官、臓腑と五体を結ぶ
- 気、血などの栄養物質を全身に送る
②病理面
- 経絡は、外から侵入した病邪や体内で発生した病理産物が伝わる通路となる
- 臓腑に疾病が発生すると、特定の経絡上に圧痛などの反応が現れたり、経絡を通じて五官などに特有の症状が現れる
③治療面
- 手技療法や鍼灸などの刺激を外から加えることで、疾病を治療することが出来る
- 経絡を切経することで、疾病の状態を知ることが出来る
ツボを上手に活用すると、予防にも繋がっていきます!
胃腸を整えるツボ(例:足三里)が胃腸の上ではなく足にあっても効果があるのは、経絡上にツボがあるからです。
このような経絡の役割があるからこそ、その経絡上にあるツボを押すだけで、押したところからいろんなところへ繋がって広がっていくのです。
是非セルフケアでのツボ押し、お試しくださいね。
これまでのツボ記事まとめ
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