日焼けはしたくない、でも日光浴が必要な理由(ビタミンD)

日焼け対策麦わら帽子

4、5月は不要不急の外出を控えた方も多くいらっしゃったと思います。
緊急事態宣言の解除後、父が定期検査へ行ったところ骨密度の数値が下がってしまったとのことでした。運動不足になってはいけないと家の中で出来る運動は続けており、食事も特に変わっていません。むしろ外食が減ったこともあり良くなったと思います。
ではなぜ数値が下がったのでしょうか?

定期検査で骨密度の数値が下がった理由:外に出ていないから

緊急事態宣言が出される前と後では全く環境が変わったことが一つあります。それは「外へ出ていない」こと。つまり、「日光に当たっていない」ということです。これは男性でも女性でも変わりないと思います。

体調

外に出て日光を浴びないと何故骨密度の数値が下がる?

日光を浴びることでビタミンDが生成されます。ビタミンDが不足すればカルシウムやリンの吸収が出来なくなるため、ビタミンDには骨を作り丈夫にする作用があるのです。

ビタミンDは食品にも含まれていますが、日光浴不足を補うために食品でビタミンDを摂るということが基本で、全く日に浴びていない状態では補いきれない可能性があります。ですので日光浴はどんな時でも欠かせません。骨粗鬆症を防ぐためには積極的に日光を浴びる必要があります。

伸び

長時間 日に浴びたら日焼けしてしまう・・

さて、ここで美容にとっては大問題が発生します。それは日焼けをもたらしシミやたるみに繋がる紫外線です。日光には紫外線が含まれているため、日焼け止めを塗らずに浴び続ければ確実にお肌はダメージを受けます。
かと言って、日焼け止めを付けた状態での日光浴ではビタミンD生成に効果がないそうです。近年日焼け止めを付けて生活する女性が多く、20代の女性でも骨粗鬆症と診断される人が少なくありません。

マッサージ

紫外線の弱い朝や夕方、日陰での日光浴を狙う!

日焼けを絶対にしたくない私自身もどうしたら良いのかと悩みました。そこでこんな記事を見つけました。

出典:毎日新聞 2020年5月20日 掲載:巣ごもり、骨が危ない ビタミンD不足注意 短時間の日光でも必要量

ビタミンDを得るにはどうすればいいか。国環研は、肌への影響が少なく、ビタミンD生成に十分な照射時間の目安をウェブサイトで公開。5月なら日中約15分日光を浴びれば、1日に必要な分が作られる。中島氏は「天気の良い日にベランダや、窓を開けて窓際で過ごすほか、紫外線の弱い朝や夕方などに約30分の散歩やジョギングをするのもいい」と話す。いずれも日焼け止めを塗らない前提だが、UVBは地面にも反射するため、日陰での日光浴でもいい。日焼けの影響が少ない手のひらを出した状態で歩くのも効果的だ。

今の時期なら短時間での日光浴でOK!日陰でも良い

私は朝か夕方の人が少なそうな時間を狙い日陰を歩く(走る)こと、全身に日焼け止めを塗ることはやめて一部どこかは露出することにしました。お顔や首は絶対に日焼け止め死守で、手のひらは日傘を持っていると当てることが出来ないため、今は歩きやすいサンダルにして足(特に甲)を日光に当たるようにしています。

露出している部分を増やすと日光を浴びる時間も減るそうです。お顔以外は気にならないわという方は日傘ではなく帽子にして腕も出されると良いかと思います。

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大事なことは日光浴後のスキンケア

ターンオーバーが正常に働いていれば、紫外線により増えてしまったシミの原因となるメラニン色素の数を減らそうとお肌は働くはずです。出来れば美白美容液などの「美白」と謳っているスキンケアを使うと良いでしょう。
以前のブログ記事をご参考ください!

コットン

日光浴で骨粗鬆症を防いで、美容鍼で紫外線へのダメージをケアしていきましょう!

日光浴後のスキンケアだけでは不安という方は、是非当院の美容鍼コースでお肌のケアをお勧めします。美容鍼はターンオーバーを促進し、紫外線を浴びて失ったコラーゲンやエラスチンを増殖させることが出来るんです!さきほどと同じブログ内に美容鍼でのケアも書いてありますので、是非ご覧ください。

その他参考資料

体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定
-札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-
国立環境研究所


国立研究開発法人 国立環境研究所 地球環境研究センター 地球環境データ統合解析推進室

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